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学長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月15日更新

 高知県立大学は、本年をもって、創基70周年を迎えることになりました。
 70年を経て、文化学部、看護学部、社会福祉学部、健康栄養学部の4つの学部、そして看護学研究科、人間生活学研究科の2つの研究科を擁する大学として発展してまいりました。
 歴史を振り返れば、1945年、本学の基(もと)である高知県立女子医学専門学校が開校しましたが、開校して7日後の8月15日に終戦を迎えました。空襲による校舎の消失、南海大地震という未曽有の天災のなかでも、学びの火を絶やさない信念で、教職員・学生が団結して幾多の苦難を乗越えています。
 戦後の教育制度改革に伴い、1947年に僅か2年で廃止、高知県立女子専門学校に転換することとなりました。そして1949年、高知県立女子専門学校は新制大学として認可され、高知女子大学、さらに高知県立大学へと引き継がれております。このような背景から、本学は理念に「平和」「文化」「福祉」を掲げております。
 この歴史は決して平坦な道のりではなく、数回にわたる廃校問題も経験しております。しかし、この危機を教職員はもとより、卒業生、在学生が一丸となって、逞しく乗り越え、今日の発展を成し遂げることができました。今では、学部・大学院教育の発展、男女共学、2キャンパスと大学の規模も拡大しております。このような発展は、多くの方々から本学が愛され、支えていただいた結果であると深く感謝しているところです。
 創基70周年を迎えるにあたり、改めて本学の輝かしい歴史と伝統をつないできた卒業生、教職員をはじめとする関係者のみなさま、そして本学を支え続けてくださった高知県民のみなさまに心から感謝申し上げますとともに、世界平和の実現と文化の発展に貢献するという高い理想を掲げ、地域に根ざし、世界と繋がるグローバルな県民大学として、さらなる飛躍を期して取り組んでまいります。引き続き、皆様のかわらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 

高知県立大学長 南裕子


創基70周年

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高知県立大学振興基金