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平成22年度(2010年度)留学報告1 (カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)

ページID:0000224 更新日:2015年2月1日更新 印刷ページ表示

留学(研修)レポート

 カリフォルニア州立大学ノースリッジ校・長期留学プログラム

 両大学の教育・研究における協力および交流を推進することを目的に、一年度中に二人の交換留学生(一年間)を受け入れることができるとし、交流を行っています。(平成20年7月協定締結)


 2011年02月01日現在、文化学部3回生小林裕美さんがカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に留学中です。留学先からレポートが届きました。


留学中間報告(Cal State University, Northridge)

文化学部3回生小林 裕美2011年1月23日

 女子大のみなさん、お元気ですか?最近風邪が流行っていると聞きましたが、私がいるNorthridgeは1月なのに気温が32度になった日があるほど、とても暖かく風邪とはあまり縁のない環境で暮らしています。ちなみにこの地域はLAの中でも暑い地域らしく、はっきりとは覚えていませんが、9月ごろに一度40度以上の気温になり驚いたことがありました。

 それでは、これまでの私の留学中の生活について紹介したいと思います。

 私は8月13日にアメリカにやって来ました。最初は、友達もいない、何も分からない、本当にゼロからのスタートでした。今では多くの良い友達に恵まれ、いろいろな人に助けてもらいながらも、毎日楽しく生活しています。

 学校のことに関して、私のCSUN(カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)での専攻はRecreation and Tourism Management です。Fall Semesterではそれに関連するIntroduction to Recreation TherapyとLeisure Hospitalityという2つの授業を受講しました。どちらの授業もゲストスピーカーによる授業が多く、Leisure Hospitalityの授業では、なんと東京ディズニーシーの設計デザインに携わった方が講義に来られたことがありました。また課題なども日本の大学と比べると実践的なものが多いです。Introduction to Recreation Therapyの授業では、障害のある人のためのレクリエーションについて学んだのですが、実際に障害者の方にインタビューをしに行ったり、専門施設に見学に行きそこで働いている人にインタビューしたり、障害の有無関係なく、みんなが楽しめるレクリエーション施設を考えて予算や図面など具体的に提示しながらプレゼンするという課題があったりしました。 初めの頃は『どうしよう。英語もちゃんと話せないし、大丈夫かな。』と何度も何度も不安になりましたが、つたない私の英語でも理解してもらえ、それが自信にもつながりました。

 また日本語のクラスをTA(Teaching Assistant)として受講しました。この授業は日本語の3年生と4年生がいるクラスで、私は4年生のTAをしました。先生が人数の多い3年生を主に教えていらっしゃったので、私はある意味で“TA”ではなく“先生”として5人の学生に日本語を教えました。日本語の4年生となると学習する日本語のレベルも高く、一緒に教科書を読み進める中で、時には今まで気にもしてなかった単語の違いについて質問され、答えに困ることがたくさんありました。私は日本語の母国語話者で、日本語を教えているけれど、彼らから日本語について教わること、気付かされることの方がもしかしたら多かったかもしれません。

 あともう一つ、Writingの授業も受講したのですが、これはアメリカで起こっている問題を通してpaperを書くことでwritingの勉強をしました。授業内でdiscussionも多く、なかなか自分に馴染みのない問題についてdiscussionするのは難しかったです。またカリフォルニア州で嗜好品としてのマリファナを合法化するかしないか住民投票が行われた時に、クラスでそのことについてdiscussionが行われたのですが、まだ投票出来ない年齢の子たちでも、しっかり自分の意見を言っているのを聞いて単純に『すごいな』と感じました。

 この授業でメディアをanalyzeしていろいろな人種のstereotypeを考えるというgroup projectがあったのですが、私が面白いと感じたのは、アジア人やアジア系の人に対するあるstereotypeのことです。みなさんは、『アメリカ人のstereotype』とまではいかないかもしれませんが、『アメリカ人はbad driver』というイメージありませんか?しかし、アメリカではまったく逆で『アジア人やアジア系の人(特に女性)はbad driverである』というstereotypeがあります。このstereotypeやイメージが人々の考えの中にある理由として、やはり一つにメディアの影響があると思います。

 学校以外では、休日に友達とSanta Monicaなどのビーチへ行ったりHollywoodに行ったり、また、お好み焼きやたこ焼きパーティーをしたりしています。この冬休みには約1カ月という長い冬休みを利用して、Las Vegasに2回、FloridaにあるDisneyWorld、Seattleに行ってきました。特にSeattleへ行った時には、本当に同じアメリカにある街とは思えないほどLAとは違っていて、アメリカの大きさを実感しました。また冬休み中、現在Elms大学に留学している小野さんがこちらに遊びに来てくれました。久しぶりに会ってお互いの近況やBostonとLAの違いについて話したりするのは、とても楽しかったです。

 留学期間ももう折り返し地点までやってきました。明日から長かった冬休みも終わり、Spring Semesterが始まります。残り半分、長いようですがきっとあっという間に過ぎてしまうのだろうと、ひしひしと感じています。CSUNに留学した目的をもう一度思い返して、いろんなことを吸収し、もっともっと成長出来るよう頑張りたいと思います。

リス友人と
HOLLYWOOD友人と2

小林さんのNorthridgeでの様子