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平成23年度(2011年度)留学報告 (北京联合大学旅游学院)

ページID:0000234 更新日:2015年2月1日更新 印刷ページ表示

留学(研修)レポート

留学中間報告(北京联合大学旅游学院)

文化学部3回生
川久保雅理

初めての海外生活に初めは不安もありましたが、既に半年が経ちました。この半年間のまとめとして簡単ですが、中国での生活の様子を紹介します。

 生活

今までの留学生と同じく留学生宿舎で生活しています。前期はロシア人と、今はベトナム人と一緒に生活しています。また彼女たちは二人とも、留学生としてではなく、旅游学院の学生として入学している本科生で、既に2年ほど中国に住んでいるので、とても流暢な中国語を話します。ですから、彼女たちとの会話の中で、会話の表現や北京の観光スポットなど、得られることがたくさんあります。日常において中国語を使わざるを得ない状況にいることは、厳しいながらも、自分にとってとてもプラスになっていると思います。

授業

クラスは1班から3班まであります。1班はピンインの発音と漢字の書き取りから学び始めます。2班では本格的に中国語の文法を学び、3班になると、HSK (漢語水平考試)5級程度合格に向けた授業も入ってきます。ただ、1班と2班のレベルの差が少し大きいと思います。 学生は、韓国・ロシア・カザフスタン・朝鮮族・フランス・トルコととても国際色豊かです。先生もとても個性あふれる素敵な方々です。授業は全て中国語で行われます。最初は日本で覚えたはずの単語でさえ聞き取れませんでしたが、今では、中国語で説明される文法も、授業中の先生の小話も理解できるようになりました。それでもやはり、中国人同士のおしゃべりなど、一般に話されている会話は、早すぎてなかなか聞き取れません。

 課外授業

月に一度、課外授業があります。内容は北京観光です。天壇公園・万里の長城・頤和園といった数々の世界遺産を見学しました。他に、一学期に一度、弁論大会と料理大会があります。弁論大会では、各々自分の決めたテーマについて中国語で作文し、発表します。この弁論大会で留学期間の勉強の成果を確かめられます。料理大会では餃子を作り、誰が上手く作れるかを競います。作った餃子は、判定が済んだ後にみんなで食べます。

交流

中国人ともっと話す機会が欲しいと、ある一人の中国人の学生に申し出たところ、彼女が交流の場を作ってくれました。活動内容は週に1度お互い勉強していることばを使って会話をするというものです。つまり、日本人は中国語を使って、中国の学生は日本語を使ってお互いの国について話をします。旅游学院には日本語学科があるので、日本語を勉強したい学生たちがたくさん参加してくれています。その場を通してたくさんの中国の学生と知り合うことができました。今では、その学生たちに北京を案内してもらいながら一緒に出掛けたりしています。 また中国人だけでなく、いろいろな国の人と交流できるのがこの留学の醍醐味ではないでしょうか。他の国の学生も皆個性的でとても愉快です。国によって話し方や発音に癖があり、お互いに通じにくい時もあります。そして時には、中国についての情報を交換したり、中国についての話で盛り上がったりします。またある時には、お互いの文化の違いが衝突します。実際、以前のルームメイトのロシア人には「クジラ・イルカを食べるなんて信じられない」と言われましたし、他にも「あの国とはあまり関係が良くないんじゃないの?」など、答えづらい質問を投げかけられたこともあります。その都度私は知っている単語を駆使したり、時には紙に書いたりしながら説明して、かなりの気力を要します。それでも、本来ならまったく会話にならないはずの国の人たちと、中国語という媒体を使うことで、会話できることをとても嬉しく思います。

中国の自由で活気あふれる環境に揉まれつつ、残りの留学生活を有意義なものにしていきたいです。

各国の留学生たちの画像各国の留学生たちの画像
各国の留学生たち
天壇公園で自由に趣味を楽しむ人の画像
天壇公園で自由に趣味を楽しむ人
承徳の外八廟の画像
承徳の外八廟