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平成24年度(2012年度)留学報告1 (台湾文藻外語学院)

ページID:0000240 更新日:2015年2月1日更新 印刷ページ表示

留学(研修)レポート

台湾文藻外語学院・長期留学プログラム

  両大学の教育・研究における協力および交流を推進することを目的に、一年度中に二人の交換留学生(一年間)を受け入れることができるとし、交流を行っています。(平成19年1月協定締結)

留学中間報告

安永明希子

 皆さんいかがお過ごしでしょうか、現在台湾の文藻外語学院留学中の安永です。日本を出発してそろそろ4ヶ月になろうとしています。私の中国語能力はまだまだですがなんとか生活できています。さて、中間報告にうつりたいと思います。
 私たち交換留学生が台湾に上陸したのは、9月上旬です。高知の暑さとは一味違う猛暑に驚かされました。留学前、私は全く台湾についての情報を調べませんでした。それには理由があります。あらかじめ人やインターネットなどで情報を得てしまうと、どうしても自分の中で固定観念が生まれ、偏見を持ってしまうと思ったからです。ですから、交通情報などの基礎情報以外は台湾についてほとんどわからないまま文藻外語学院にきました。情報不足で困ることも多々ありますが、その困難も新鮮で貴重な非常に良い経験となっています。 文藻の学生のレベルの高さには驚かされます。さすがは外語大学です。学生の日本語や英語などの外国語のレベルが本当に高いです。私は日本語以外の外国語に全く興味がなかったのですが、多くの異文化と触れ合うことで、大嫌いだった英語をもう一度学び直したいと考えています。私は今文藻の学生寮に住んでいますが、様々な国籍の学生がたくさんいます。余談ですが、最近インドネシア語やドイツ語、フランス語も、挨拶程度ですが少し教えてもらっています。面白いです。
 私が台湾に来て最も驚愕したのは同性愛の多さです。台湾の街を歩いてみると男性みたいな女性をよく目にします。日本のようなボーイッシュなスタイルではなく、見た目が男性そのものなのです。また聞くところによると、文藻外語学院でも見た目が格好良い、所謂イケメン男子学生には彼女が居る、もしくは同性愛といった話もあります。私自身も日常的に同性愛のカップルを目にします。日本では暗黙の了解かどうかはわかりませんが、台湾のように日常生活であからさまに分かることは珍しいと思います。彼らたちはその関係を隠すことなく、異性間のカップルと同じように幸せそうに日々を過ごしているのです。様々な国籍の友人たちとはなしていると、台湾人だけでなく中国人やインドネシア、フランス人も同性愛に対して非常に寛容であると感じました。
 なぜこのように日本と台湾のような他国(以下台湾に限ります)では同性愛に対する受け入れ方が違うのでしょうか。以下は私が思ったことなので資料などはありません。あくまでも個人的な意見です。第一になんと言っても言語の違いが大きいでしょう。中国語で一人称を指す「我」にあたる日本語は「私」「僕」「ウチ」「俺」…というように例を挙げればきりがありません。また「我要吃麵包」という中国語を日本語に訳すと「私パンが食べたいわ」「俺はパンが食べたいぜ」…のようになります。日本語は語尾や一人称で男女を区別することがある程度可能ですが、中国語は文章を見ただけでは男女を区別することが非常に困難です。要するに日本では言語自体にジェンダー意識があるが、台湾にはそれがない、またはあるが非常に低い、ということです。そのため、台湾では自分自身の性に対するという意識が低いのではないかというように考えています。
 このように台湾にきて自分の興味がある分野を自分の身を持って体験することができで本当に幸せです。残りの半年も無駄にせず台湾留学を楽しみたいと思います。

留学の画像

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