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令和2年度 高知医療センター・高知県立大学合同災害訓練を行いました

ページID:0017666 更新日:2020年12月25日更新 印刷ページ表示

令和2年度 高知医療センター・高知県立大学合同災害訓練

 令和2年10月31日(土曜日)に、高知県立大学は、隣接する基幹災害拠点病院である高知医療センターと合同災害訓練を実施しました。今年度は、新型コロナウイルス感染症を考慮して、学生の参加を無しとし、具体的に被災者や傷病者役割を設けず、高知医療センターと高知県立大学の間を被災者等が移動しない設定とし、必要最低限の教職員により実施しました。
 この訓練の目的は、高知医療センターが基幹災害拠点病院としての機能を果たせるように、来院した軽傷者と避難者、帰宅困難者を高知県立大学池キャンパスが受け入れること、一方では高知県立大学池キャンパスに避難所を開設し、受け入れと避難所の両機能を如何に早急に立ち上げ、災害時の課題を抽出・分析し、災害対応マニュアルや連携ルール等を見直し、実際の災害時に対応することです。この訓練は、平成24年に始まり、台風で一回中止したことがありますが、今年で8回目となります。毎回訓練後にそれぞれのエリアで反省会を行い、挙った課題の対策を、次回の訓練に盛り込む形で繰り返し行って来ました。
 今年度は、前述の新型コロナウイルス感染症の対応から、高知医療センターとの情報伝達訓練を中心として、それに付随する学内の情報伝達および学内の受傷者・避難者誘導、救護所、避難住民支援、食料対応の各チームにおける新型コロナウイルス感染症対策を検討し、当日はシミュレーションを実施しました。
 高知医療センターとの情報伝達訓練では、「軽傷者の受け入れ依頼」「医師および看護師の増員依頼」「医療センターの業者の避難所への避難依頼」「食料補給依頼」「救急車の依頼」を設定し、それぞれの組織の状況を確認しながらシミュレーションを行いました。学内では、「軽傷者の受け入れ」「医師および看護師の増員依頼」「救急車の依頼」に関しては救護所チームが、「医療センターの業者の避難所への避難依頼」に関しては受傷者・避難者誘導チームおよび避難住民支援チームが、「食料補給依頼」に関しては食料対応チームがそれぞれ現場の立場として対応しました。
 今年は、前述の通り新型コロナウイルス感染症を考慮して、受傷者・避難者誘導チームと避難住民支援チームは誘導や避難者の受付の仕方、救護所チームは傷病者の対応やエリアのゾーニング、食料対応チームは食事提供場所のレイアウトや手順、等を検討しました。このような感染症対策は、今年初めて盛り込んだものでしたが、訓練の制約を受けながらも、災害訓練として必要な内容を検討できたと考えています。

高知県立大学災害対策プロジェクト

 

 

当日の様子

感染対策を考慮した災害対策本部の立ち上げ

感染対策を考慮した災害対策本部の立ち上げ

 

感染対策により別室で立ち上げた安否確認システム(災害対策本部)

感染対策により別室で立ち上げた安否確認システム(災害対策本部)

 

災害対策本部での情報集約

災害対策本部での情報集約

 

誘導のシミュレーション

誘導のシミュレーション

 

避難所受付での体温測定のシミュレーション

避難所受付での体温測定のシミュレーション

 

感染症を考慮した避難所受付のシミュレーション

感染症を考慮した避難所受付のシミュレーション

 

救護所での打ち合わせ

救護所での打ち合わせ

 

救護所備品の点検

救護所備品の点検

 

感染対策を考慮した屋外での食料対応の準備

感染対策を考慮した屋外での食料対応の準備

 

食料対応エリアでの手指消毒の準備

食料対応エリアでの手指消毒の準備

 

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