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ウェルビーイング

ページID:0034264 更新日:2025年3月26日更新 印刷ページ表示

コミュニティの力が
いかに幸せと健康をもたらすのかを調べる

ウェルビーイングのイラスト

 高知県は他に類を見ない速さで人口減少が進んでおり、とりわけ総面積の90%を占める中山間地域では深刻で、「限界集落」と呼ばれる地域が増えています。そこでは地域社会のネットワークが縮小することで地域住民が活用できる社会資源や人的交流が減り、住民の孤立化が進んでいることが地域課題の一つに挙げられています。

 2024年3月に高知県立大学と高知県中西部の中山間地域である津野町は地域共生社会の推進に向けた連携協定を締結しました。津野町が2023年に実施した「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」の結果を解析し、住民の健康観やウェルビーイングに影響する要因を明らかにしました。その結果をもとに、住民の健康観とウェルビーイングの双方を高めるための、地域資源を活かした具体的な取組などを提案し、地域住民の皆様とともに継続的にその有効性を検証していきます。

※ウェルビーイング(well-being)とは
 個人が身体・精神・社会的に満たされた状態のこと。

目的

 中山間地域の住民を対象に、現状のライフスタイルを吟味した調査データの分析・解析をすることで、住民やその家族の健康観やウェルビーイング向上に向けた研究活動を実施し、安心して住み続けることができる地域づくりやウェルビーイング向上を推進することを目指しています。

活動内容

 津野町民を対象とした調査分析・解析に取り組み、2025年1月に津野町職員や地域で介護や福祉に携わる人たちに対して解析結果を報告しました。現在はこの結果をもとに、健康やウェルビーイングを高めるために地域で何ができるのか、町内の社会的資源やネットワークを活かした具体的な戦術を、町や住民の皆さんとともに検討しています。

ウェルビーイングが高い津野町の高齢者像は…

 また、津野町の解析結果は2025年3月に行われた日本社会関係学会で発表しました。今後も津野町と連携し、継続的なデータ分析を行うことを予定しています。

 

担当教員

地域共生学研究機構長 甲田 茂樹 学長

関係団体

津野町


KEY WORD

津野町/中山間地域/ウェルビーイング/健康観/地域共生社会/社会的なつながり/地域活動/…

関連リンク

高知県立大学と津野町との地域共生社会の推進に向けた連携協定を締結(2024年3月27日)

第4回社会的処方研究会 高知県津野町「これからの介護保険のための調査」結果の概要(2024年10月4日)

高知県津野町の健康とウェル・ビーイングの調査研究を学会で報告(2025年3月22~23日)