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第20回学際的交流サロンでは、社会福祉学部の長澤紀美子教授から発表がありました。今回のテーマでは、SOGI(性的指向+性自認)による多様なセクシュアリティを理解すること、平時や災害時における性的マイノリティの方の困難・ハラスメントを知ることや、大学人として今できる取り組みなどが紹介されました。
LGBT・LGBTQとして知られている性的マイノリティの方は国際的には3~5%程度いると言われていますが、身近にいても存在が可視化されないため、LGBTQの方が持たれている困りごとも可視化されていないのが現状です。LGBTQと聞くと一部の人の問題で自分には関係ないと思われますが、性的指向と性自認を組み合わせたSOGIという考え方は、全ての人に当てはまり、現在はSOGIが推奨されています。
世界では同性婚が合法化されている国もありますが、日本ではまだ同性婚は認めておらず、同性パートナーシップ証明制度が、一部の市区町村で導入され始めている状況です。専門職(保健医療福祉)を育成する本学では、特にLGBTQの方に対してより細やかな理解や認識が必要で、社会や学校現場でSOGIハラスメントをなくす取り組みをすることが大切であると再認識しました。
【 参加者数 : 合計 48名(発表者含む) 会場 5名、Zoom 43名 】