本文
第21回学際的交流サロンでは、看護学部の木下真里准教授から発表がありました。災害死と定義される方では、災害の直接的な要因で亡くなる方に比べて、避難生活中にストレスなどの内因性の要因により亡くなる災害関連死の方が多く見られます。この災害関連死を防ぐ目的で開発した全被災者の安否・健康状態を匿名で収集し、共有・活用するアプリCOACHESについて紹介されました。
COACHESの特徴としては主に、データを匿名で収集・記録し、クラウド上で共有でき、医療系有資格者により情報を収集することで情報が標準化され、包括的なデータを収集することができることです。情報収集にあたる人員の確保等の課題はありますが、自治体と協力することで、幅広く活用できるシステムが作られると思います。
【 参加者数 : 合計 55名(発表者含む) Zoom 55名 】