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【研究者情報】 ヨース ジョエル

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月13日更新

JOOS Joël

職位 教授
役職  
所属 文化学部 文化学科
教員紹介  ジョエルヨース先生 大学で学ぶとは、大きく学ぶことです。大きく学ぶのには、手足を大きく広げて、大の字になって、未知の領域に飛び込む勇気が必要です。また、文化学部で学ぶのには、「大」から「文」へと、深呼吸をして肺を空気で満たすのと同じ様に、様々な分野から知見と視点を吸収して知識を取り入れることが肝心です。
文化学部では、教職免許を除いて、一定の職に直結する資格を取得することが目標とされていませんが、〈特技〉を身に付けることは、けっして不可能ではありません。それどころか、確実に出来ます。それは、あらゆる文化の根拠にある〈言葉〉という特技です。色々な科目が提供される文化学部では、多種多様な考え方と社会観に接して、それらを消化し、再び表現する訓練を繰り返します。言葉を型どおりに並べるだけでは済まない、創造的な眼差しが求められます。このように、一つの狭い分野や窮屈な専門用語に縛られず、視野の広さを確保し、言葉の真意を嗅ぎ取る感受性が芽生える学習環境を用意してくれるのが、文化学部です。
道があるから人が歩く、のではなく、人が歩くから道がある、という発想をもとに、大きな学びに挑戦していただきたい。

研究者略歴

学位 博士(ルーヴェン大学 [ベルギー]、2001年)
学歴・職歴

【学歴】
 1994年-1996年 岡山大学(大学院、修士号)
 1996年-2001年 ルーヴェン大学(助手、博士号)

【職歴】
 2001年-2002年 欧州連合日本政府代表部(ブリュッセルにて、広報課)
 2002年-2003年 ライデン大学 特別研究員(日本史・思想史一部科目担当)
 2003年-2005年 学術振興会 客員研究員(岡山大学)
 2005年-2018年 高知県立大学 文化学部 准教授
 2018年-     高知県立大学 文化学部 教授

専門分野 日本思想史、国際日本学
所属学会

EAJS
AAS
日本思想史学会

研究SEEDS

研究テーマ

 日本思想史を、世界と日本、つまり「普遍」と「特殊」という軸においてとらえつつ、どちらかに偏重することなく、両者の緊張関係を前提に、さまざまな思想と文化現象について研究していく。土佐の自由民権を主な対象としながら、日本における西洋思想と文化の摂取と消化過程を、世界史のプリズムを通して探る。

研究概要

 丸山真男研究を出発点として、思想史に興味を抱く。津田左右吉の歴史学、また犬養毅の政治理念について調べていくうちに、日本における”リベラリズム”をどのように理解すればよいかという問題意識を持つようになる。明治時代の西洋思想の受容において、日本の既存の文化的思想的状況があたらしい理念の受け入れと浸透にどのような変化をもたらしたかについて考究する。さまざまな限界を抱えつつも、「民主主義」が日本で定着したとする根拠には、民主主義の基となる人権の普遍性を想定することも出来るのだが、それを受け入れる日本ならではの土壌があったと考えることも出来る。土佐という周縁的地域で沸き起こる自由民権運動は、そのような分析をすすめるために格好な材料である。 植木枝盛のような思想家が欧州からも西洋文化への露出が大きい中央=東京からも遠い場所で成長していく現象の解明は、西欧中心主義的な近代観の修正につながる。

相談可能な領域

 卒業研究は、日本を世界(史)的な観点からとらえることが基本となるため英語による研究と堂々と向き合う姿勢が求められるが、日本における近現代社会のあり方を探求するような研究であれば、とことん付き合う用意がある。歴史的な要素を含んだ社会科学系領域や西洋的伝統を含めた思想・哲学の分野も接点が多く、歓迎したい。

キーワード

 世界と日本、近代思想、近代社会史、西洋思想・東洋思想、政治思想史、明治・大正・昭和、自由民権運動、比較文化論、民衆・伝統・運動

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs4

研究業績

主要研究論文等

・「民権派記者たちの投獄記録――近代国家の黎明期における監獄と「異論」の一考察」、『高知県立大学紀要』、
 第70巻、pp. 19-38 (2021)

・「“Newspaper Funerals” and popular protest in the early Meiji period」, 『Newspaper Research Journal』
 (2020) [online only] https://doi.org/10.1177%2F0739532920966680

・「明治日本の民主主義の評価をめぐって-丸山眞男・福沢諭吉の自由民権批判」、『高知県立大学紀要』、
 第66巻、pp. 51~65 (2017)

主な著書

・井上 次夫 その他 編著:『次世代に伝えたい新しい古典―「令和」の言語文化の享受と継承に向けて』、
 「三千五百万人の末弟」が残したもの――植木枝盛『民権自由論』(一八七九年)」、pp. 243-255、
 武蔵野書院、東京(2020)

・『大学的高知ガイド』、「〈新聞の葬式〉にみる高知と自由民権」、pp. 35-45、昭和堂、京都(2019)

・東原 伸明、ヨース・ジョエル 編著:『土佐日記のコペルニクス的転回』、武蔵野書院、東京(2016)

主な社会貢献

・2010年- 「国際日本学レクチャーシリーズ」(58回)開催

・2011年- 「高校生のための 英語による 日本文化プレゼンテーションコンテスト」(年一回)開催


ピックアップ

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