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【研究者情報】 向井 真樹子

ページID:0011104 更新日:2024年1月9日更新 印刷ページ表示

向井 真樹子  Makiko Mukai

職位 准教授
役職  
所属 文化学部 文化学科
教員紹介 向井真樹子

ことばから世界を発見する?


文化学部では、多くのことを学びながら最終的に自分の調べたいテーマを絞っていくという、深くも幅広い視野で勉強をすることができる本当に恵まれた環境が整っています。
私のゼミでは、主に言葉について研究をします。その発端は、私自身が13歳の時から17年間イギリスに父の転勤で引っ越し、住んでいた時にことばほど大事なものはないと実感したからです。今でも自分自身、教えながら毎日が発見です。
日本語だけではなく、英語、デンマーク語、ノールウェイ語、スウェーデン語が私の専門なので、様々な言語を見、結局自分が興味を持っている言語はどういう言語なのかということを考えるのが目的です。一つの言語をみるだけではわからないようなことが、比較することでみえてきます。
今まで当たり前だと思っていた自分のことばが、新鮮にみえてきます。私の子供が2歳だった時には、彼にとっては毎日が新しい発見だったようで、毎日、必ず1つの単語をぽろっと発していました。みなさんも自分が子供の時をお母さん、お父さんに聞いてみてください。そうすると、当たり前としてできていることができなかった、新しい発見をしていたことを教えてくれるはずです。そのように、みなさんもことばだけではなく、自分の周りのことに改めて気付いてみる、意識してみると新しい世界が開けるかもしれません。

研究者略歴

学位 言語学博士(英国ニューカッスル大学大学院、2006年)
学歴・職歴

【学歴】
 1999年 英国イーストアングリア大学 現代言語及びヨーロッパ研究学部
       (BA Scandinavian Studies 取得)
 2000年 英国ウオーリック大学 翻訳研究理論研究 修士課程(MA Translation Studies取得)
 2002年 英国ダーラム大学大学院 東アジア研究科 修士課程
       (MA Teaching Japanese as a Second Language取得)
 2006年 英国ニューカッスル大学 英文学英語学言語学科PhD取得          

【職歴】
 2001年 英国ダーラム大学 生涯教育言語センター 日本語非常勤講師
 2002年 英国ニューカッスル大学 現代言語学部 日本語非常勤講師
 2005年 英国ニューカッスル大学 英文学英語学言語学科 言語学非常勤講師
 2006年 英国ダーラム大学 生涯教育言語センター 日本語非常勤講師
 2007年 広島修道大学 英語非常勤講師、広島大学 英語非常勤講師
 2008年 高知女子大学 文化学部 講師
 2015年 高知県立大学 文化学部 准教授昇格、現在に至る

専門分野 言語学、外国語教育理論
所属学会

日本言語学会
LAGB (Linguistic Association of Great Britain)
日本語教育学会
日本英語学会
日本第二言語習得学会

研究SEEDS

研究テーマ

・英語、北欧諸言語、日本語、等の複合語の比較・対照

・日本語教育(単語の習得)

・英語教育

研究概要

  生成文法の枠組み内で様々な言語の複合語を分析し、普遍的共通点を探っている。日本語教育・英語教育では、学習者の習得状況を分析し、生成文法の枠組み内でどの程度説明できるかを探っている。

相談可能な領域

 言語の比較・対照、外国語教育、日本語・英語翻訳、通訳、
 国際交流(外国人の受入、外国での勉強や就職の仕方、特に英国)

キーワード

 言語学、外国語教育、国際交流

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs4 SDGs16

研究業績

主要研究論文等

・向井 真樹子:「Reanalysis of the Root Compounding Parameter」,『ICFULL 2022 proceedings』Vol. 6,pp. 10 (2023)

・向井 真樹子、五百藏 高浩:「A Comparative Study of Native Speakers of Japanese and Italian Learners of Japanese as a Second Language: Acoustic Realizations of Rendaku Voicing in Compounds」,『Second Language』Vol. 21, Issue 1, pp. 17 (2023) 

・向井 真樹子:「Productivity of recursive compounds」,『SKASE Journal of Theoretical Linguistics』Vol. 16, Issue 1, pp. 14 (2019)

・向井 真樹子:「Semantic characteristics of recursive compounds」,『Order and Structure in Syntax』,p. 28 (2016)

・向井 真樹子:「筆者自身の体験からみた英国の中・高等教育制度」、『高知県立大学ふまにすむす』、p. 6 (2016)

主な著書

・向井 真樹子:『A Comparative Study of Compound Words』, p. 238、ひつじ書房、東京(2018)

科学研究費

・研究課題:再帰複合語の分析​ 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2022年4月 – 2025年3月
 代表者 :向井 真樹子 高知県立大学 文化学部 准教授

競争的資金など

・独立行政法人国際協力機構
  2019年度、2023年度日系研修員受入事業採択「言語と文化の継承と言語教育技術向上実践」代表者として事業実施
(2020年度、2021年度、2022年度 同上、コロナ感染状況のため実施中止【学外】)

主な社会貢献

・高校生出前講座
・高知県立県民文化ホール, The Bass Gang スペシャル公開ワークショップ&高知ジュニアオーケストラ特別合同練習 日本語・英語通訳担当
・国際交流事業として、小・中・高等学校や地域へ留学生を引率し、交流プログラムを補助
・日本語教員養成プログラムの授業の一環として、高知県「日本語サロン」のメンバーとの勉強会に協力
・高知市雇用創出促進協議会から招聘「インバウンドに対応した情報発信力&販売力アップセミナー」
・「ひと言英語で始める、商品・観光情報発信」講演
・高知県立大学県民文化講座「対照言語学」及び「比較言語研究」
・「高校生のための文化学講座」担当

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