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【研究者情報】 瓜生 浩子

ページID:0018193 更新日:2024年2月2日更新 印刷ページ表示

瓜生 浩子  Hiroko Uryu 

職位 教授
役職  
所属 看護学部 看護学科、大学院 看護学研究科
教員紹介 瓜生先生 福岡県出身です。専門学校卒業後、総合病院で看護師として働いていましたが、自分の視野と活動の幅を広げたいと思い、大学に進学してもう一度看護を基礎から学び直しました。その後、高知女子大学大学院看護学研究科で家族看護学を学び、修了後、看護教育の世界に入りました。
活動紹介

人にとって「家族」は最も身近な存在です。家族員の誰かが病気になることで家族はどのような体験をするのか、療養者を含めた家族が直面する困難や課題を乗り越えていけるように、力を引き出し支えていくためにどのような援助ができるのかに関心をもっています。活動の一環として、高次脳機能障害の当事者および家族の会の活動に、10年以上継続して参画しています。

メッセージ 看護の魅力の一つは、患者さんやご家族へのケアには基本となるものはあっても唯一の答えはないことです。だからこそ、感性やひらめきも大事にしながら、看護をさまざまに創造していきたいと思っています。高知の明るく開放的な風土の中で、一緒に看護について考えてみませんか。

研究者略歴

学位 博士(看護学)(高知県立大学、2013年)
学歴・職歴

【学歴】
 1990年 麻生医療福祉専門学校 看護科 卒業
 2001年 西南女学院大学 保健福祉学部 看護学科 卒業
 2003年 高知女子大学大学院 看護学研究科 修士課程 修了
 2013年 高知県立大学大学院 健康生活科学研究科 博士課程 修了

【職歴】
 1990年-1997年 麻生飯塚病院 看護師
 2003年-2006年 高知女子大学 看護学部 看護学科 助手
 2006年-2011年 高知女子大学 看護学部 看護学科 講師
 2011年-2017年 高知県立大学 看護学部 看護学科 准教授
 2017年-現在 高知県立大学 看護学部 看護学科 教授

専門分野 家族看護学、基礎看護学
所属学会

高知女子大学看護学会
日本家族看護学会
日本看護科学学会
日本災害看護学会
日本医療教授システム学会
日本看護シミュレーションラーニング学会
日本在宅ケア学会

研究SEEDS

研究テーマ

・高次脳機能障害者と共に生きる家族の体験と支援に関する研究

・高次脳機能障害の当事者・家族会の意義に関する研究

・災害後における家族レジリエンスを促す看護支援に関する研究

・家族看護実践における倫理調整能力強化のための教育方法に関する研究

研究概要

 家族は社会における1つのシステムであり、社会からの影響を受けながら、また家族員同士が互いに影響を与え合いながら存在しています。そのため、家族内外に生じた様々な困難や逆境に直面することで、家族全体が揺れ不安定な状態になりますが、一方で困難を乗り越えたり安定状態を取り戻していく力も持っています。このように家族員の病気や障害、被災といった出来事から派生する困難が家族にどのような影響を与え、家族がどのような体験をするのか、そしてその中で家族がどのような力を発揮していくのか、家族の力の発揮や強化のためにはどのような支援が必要かを探究しています。支援については、看護だけでなく、多職種協働、当事者・家族との協働を目指しています。

相談可能な領域

・病気や障害をもつ人とその家族の理解と看護援助に関すること

・家族がもつ力やそれを引き出す支援のあり方に関すること

・患者・家族との援助関係形成に関すること

キーワード

 家族看護、家族エンパワーメント、Family Hardiness、家族レジリエンス、高次脳機能障害

関連SDGs (関連性の高い順)

 SDGs3 SDGs10

研究業績

主要研究論文等

・松下 由香、瓜生 浩子:「障がいのある子どもと共に生きる家族が育む家族アイデンティティ」、『家族看護学研究』28巻1号、
pp. 2-14 (2023)

・徳岡 麻由、長戸 和子、瓜生 浩子:「幼児期の子どもを養育する夫婦のcoparenting」、『高知女子大学看護学会誌』47巻2号、
pp. 51-62 (2022)

・瓜生 浩子、畠山 卓也、中野 綾美、中山 洋子、中平 洋子、坂元 綾、池添 志乃、田井 雅子、大川 貴子、中村 由美子、森下 幸子、
野嶋 佐由美:「被災した家族が経験する苦悩と"苦悩の連鎖が止まるように導く"看護アプローチ」、
『高知女子大学看護学会誌』45巻2号、pp. 37-48 (2020)

・池添 志乃、田井 雅子、中村 由美子、中山 洋子、畠山 卓也、坂元 綾、瓜生 浩子、中野 綾美、大川 貴子、中平 洋子、森下 幸子、
野嶋 佐由美:「災害後における家族レジリエンスを促す"立ち上がる力を発揮できるように導く"看護アプローチ」、
『高知女子大学看護学会誌』45巻2号、pp. 27-36 (2020)

・石元 美知子、和田 寿美、瓜生 浩子:「高次脳機能障害をもつ当事者の視点からみた社会適応」、
『高知リハビリテーション専門職大学紀要』1巻、pp. 9-15 (2020)

・源田 美香、瓜生 浩子、長戸 和子、池添 志乃:「先天性の心臓病のある子どもと共に生きる家族の対処行動」、
『高知女子大学看護学会誌』45巻1号、pp. 85-95 (2019)

・田井 雅子、池添 志乃、瓜生 浩子、中野 綾美、大川 貴子、中山 洋子、中村 由美子、中平 洋子、畠山 卓也、森下 幸子、坂元 綾、
永井 真寿美、野嶋 佐由美:「被災した家族に現れる家族の境界の様相 災害後における家族レジリエンスを促す看護援助の実践から」、
『高知女子大学看護学会誌』45巻1号、pp. 37-47 (2019)

・石元 美知子、和田 寿美、瓜生 浩子:「高次脳機能障害者と共に生きる家族が抱える問題 母親と妻の比較」、
『高知リハビリテーション学院紀要』20巻、pp. 1-8 (2019)

・中井 美喜子、瓜生 浩子、長戸 和子:「医療依存度の高い療養者とともに生活する家族のヘルスケア機能」、
『高知女子大学看護学会誌』43巻2号、pp. 70-80 (2018)

・野嶋 佐由美、池添 志乃、井上 さや子、永井 真寿美、瓜生 浩子、坂元 綾、大川 貴子、中平 洋子、畠山 卓也、中村 由美子、池内 香、
中野 綾美、中山 洋子、田井 雅子、神原 咲子、時長 美希、森下 安子、川上 理子、竹崎 久美子、森下 幸子、山口 智治:
「災害後における家族レジリエンスを促す7つの看護アプローチ」、『高知女子大学看護学会誌』43巻2号、pp. 24-36 (2018)

主な著書

・中野 綾美、瓜生 浩子編集:『家族看護学 家族のエンパワーメントを支えるケア』、メディカ出版、大阪(2020)

・瓜生浩子(分担執筆)、法橋 尚宏 編著:『新しい家族看護学 理論・実践・研究』、第I章 3.家族理解のための諸理論C 家族ストレス対処理論、pp. 71-79、メヂカルフレンド社、東京(2010)

科学研究費

・研究課題:2型糖尿病患者の足病変予防のセルフモニタリング促進看護支援ガイドラインの開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2021年4月 – 2025年3月
 代表者 :坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教
 分担者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      益 宏美  高知県立大学 看護学部 助教
      池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授 
      池田 光徳 高知県立大学 看護学部 教授 

・研究課題:患者・家族と看護者間のコンフリクトの発生・悪化を予防する教育プログラムの開発 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2020年4月 – 2024年3月
 代表者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
      久保田 聰美 高知県立大学 看護学部 教授
      畦地 博子 高知県立大学 看護学部 教授
      中井 美喜子 高知県立大学 看護学部 助教
      坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:人工呼吸器を装着した児と家族のヘルスケア機能を増進するためのケアガイドライン開発
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2019年4月 – 2023年3月
 代表者 :中井 美喜子 高知県立大学 看護学部 助教
 分担者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
      森下 幸子 高知県立大学 看護学部 准教授

・研究課題:脆弱性を抱えた家族のレジリエンスを促進するケアガイドラインと教育プログラムの構築
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2018年4月 – 2022年3月
 代表者 :野嶋 佐由美 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      畠山 卓也 駒沢女子大学 看護学部 講師
      大川 貴子 福島県立医科大学 看護学部 准教授
      池添 志乃 高知県立大学 看護学部 教授
      森下 幸子 高知県立大学 看護学部 准教授
      田井 雅子 高知県立大学 看護学部 教授
      中山 洋子 高知県立大学 看護学部 研究員
      中村 由美子 愛媛県立医療技術大学 保健科学部 准教授
      中平 洋子 愛媛県立医療技術大学 保健科学部 准教授
      中野 綾美 高知県立大学 看護学部 教授
      坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教
      藤代 知美 高知県立大学 看護学部 准教授
      井上 さや子 高知県立大学 看護学部 助教
      永井 真寿美 高知県立大学 看護学部 助教
      竹崎 久美子 高知県立大学 看護学部 教授

・研究課題:家族看護実践における倫理調整力強化のためのモデルと教育ツールの開発 研究代表者
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2017年4月 – 2023年3月
 代表者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
      岩井 弓香理 高知県立大学 看護学部 助教
      山口 智治 高知県立大学 看護学部 助教
      坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教
      西内 舞里 高知県立大学 看護学部 助教
      中井 美喜子 高知県立大学 看護学部 助教

・研究課題:医療的ケアが必要な在宅療養中の子どもと家族の災害に備えた協働支援プログラムの開発
 研究種目:基盤研究(B)
 研究期間:2017年4月 – 2021年3月
 代表者 :佐東 美緒 高知県立大学 看護学部 准教授
 分担者 :高谷 恭子 高知県立大学 看護学部 准教授
      有田 直子 高知県立大学 看護学部 講師
      田之頭 恵里 高知県立大学 看護学部 助教
      益守 かづき 久留米大学 医学部 教授
      井上 正隆 高知県立大学 看護学部 講師
      瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      大川 宣容 高知県立大学 看護学部 教授      

・研究課題:糖尿病患者・家族の「家族マネジメント力」に即した看護介入の実践に関する研究
 研究種目:基盤研究(C)
 研究期間:2016年4月 – 2020年3月
 代表者 :長戸 和子 高知県立大学 看護学部 教授
 分担者 :瓜生 浩子 高知県立大学 看護学部 教授
      坂元 綾  高知県立大学 看護学部 助教
      岩井 弓香理 高知県立大学 看護学部 助教
      山口 智治 地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院(臨床研究部) 臨床研究部 看護師 
      永井 真寿美 高知県立大学 看護学部 助教

競争的資金など

・公益信託 高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」 2018年度助成金

主な受賞歴・特許など

・第2回日本家族看護学会研究奨励賞受賞 (2016)

主な社会貢献

・日本家族看護学会 評議員、教育促進委員会委員

・日本家族看護学会 専任査読者

・高知女子大学看護学会 査読委員

・高知県看護協会 臨床看護研究基礎研修 講師

・高次脳機能障害リハビリテーション講習会 高知 実行委員

・脳損傷友の会 高知 青い空会員、女子会(当事者・家族の会)運営

・冊子「高次脳機能障害当事者・家族の知恵袋」発行

ピックアップ

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