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看護学部では、就職相談コーナー『ワクワクWork!!』や学生委員会と連携して、1回生から学年に応じた様々な就職支援を行っています。将来を具体的にイメージして、長いライフプランを見越した進路指導を行っている点が特徴です。
例えば、進路を考え始める3回生では、卒後3年目頃の卒業生に大学に帰ってきてもらい、就職活動の話しや就職してからの様子などを聴ける機会を設けています。
4回生になると、学年担当教員による就職希望面談、履歴書や小論文の書き方、模擬面接など、学生個々の希望や意思を尊重した支援をしています。また、将来大学院への進学を希望する学生さんなどには、卒業前に現役の大学院生の話しを聴いて具体的なイメージが持てるようにしています。
この数年の特徴として、学部を卒業して直接大学院に進学する卒業生が増えてきました。
この会は、将来の進路について具体的に考えられるように支援する企画です。内容は、講演会、パネルディスカッション、分科会の3部構成で行われました。講演会では、高知医療センター看護局長より「こんな人材を求めています」をテーマに、臨床の場でどのような看護者が求められているのか、学生時代にどのような能力を習得しておけばよいのかなどについてお話しいただきました。また、本学の卒業生でもある教員より「就職、そしてその後のキャリアアップについて」 話がありました。
パネルディスカッションでは、養護教諭、保健師、助産師、看護師として就職した先輩方から、具体的な仕事の内容ややりがい、就職活動の実際など、さまざまなエピソードを交えながらお話しいただくとともに、学生からの質問にも答えていただきました。つづく分科会では、希望する職種に分かれて、先輩方と自由に意見交換を行いました。
実施後のアンケートでは「自分が考えていた就職までの道のりを考え直さなくてはならないような内容だった」「現場で実際に働く人の生の声を聞くことができて、より現実味をもって進路について考えることができた」などの回答があり、学生たちは、将来の進路の具体化に向けて次のステップを踏み出す機会となりました。