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実習は少人数でグループに分かれて行います。
附属病院はなくても、実習の場で丁寧に指導してもらえる体制があります。普段とは違う場で、緊張しますが、指導に当たる教員がそばにいて全力でサポートします。
コミュニケーションは言葉でとるもの、患者さんの思いは患者さんの言葉から捉えるものだと考えていた私は、言葉が発せない患者さんを受け持ち戸惑いました。
そんな時、ある講義の中で、『看護の「看」は「手」と「目」から成り立っており、手で触れて感じ、その手で患者さんを癒し、目で見て患者さんを理解することが大切である』と教えて頂いたことを思い出しました。そして、言葉だけがコミュニケーションではないということを意識し始め、徐々に患者さんとの関係性を築けるようになりました。 高知県出身
実習先に先生がいることの安心感は、大きかったです。「大丈夫、行っておいで」という声に助けられて、よい実習ができたと思いますし、何かに挑戦する新しい自分を見つけられたように思います。 香川県出身
長時間の産痛緩和を続け、無事に出産を終えた産婦さんから「あなたの手の優しさとぬくもりに何度救われたか」と涙ながらに言って頂いたときに、わずかですが、やっと私の手で誰かの心や体を癒すことができたと、2回生の実習からの学びが繋がっているように感じました。 岡山県出身