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域学共生
地域と大学の新たな関係-域学共生という考え方
本学は2015年度から「域学共生-大学が地域を変える。地域が大学を変える」という理念を掲げました。
地域と大学が互いに手を携え、教え合い、学び合い、育ち合いながら、高知県の地域の再生と活性化を実現したいという想いを込めた新しい理念が「域学共生」であり、地域と大学が共に生き、生み出すという考え方です。
本学はこの理念のもと、全学の学生が地域に入って社会の人々とともに学び合う教育を取り入れています。
「課題先進県」から「課題解決先進県」へ
全国と比較して、高齢化で10年、人口減少で15年先行している高知県。
少子高齢社会や南海トラフ地震対策など山積する課題を乗り越えて、未来の社会をどう形成するかに、本学の学生と教職員は真剣に取り組んでいます。
東西に長く、北は四国山地、南は太平洋に面した高知県では、地域によって直面する課題が異なります。地域ごとの課題を把握し、ニーズに応え続けるため、県や市町村といった自治体や地域の方々と定期的に情報交換を行い、連携体制の強化に取り組んでいます。
「地域に学び、地域で育つ」教育プログラム
高知県立大学ではすべての学生が地域で学び、地域で活動しています。
めざすのは、専門知識を生かして地域で活躍できる人材
キャンパスで専門知識を学び、現地で実践を行いながら、地域のことをよく理解し、チームを組んで地域課題の解決に取り組むことのできる人材を育成します。
「地域学概論」「地域学実習Ⅰ」の2科目を必修化※し、その他にも地域課題を取り扱う講義・演習・実習や地域課題の解決にチームで取り組む科目を提供します。
所定の科目を修了した学生には、卒業時に高知県立大学独自の称号「地域共生推進士」を授与します。
※文化学部文化学科〔文化総合系(夜間主コース)〕は「地域学概論」のみ必修

地域で学ぶ課外活動
立志社中
本学は「県民大学」としての歩みを続けています。
その中で、平成25年度から地域の課題解決に主体的に取り組む学生を大学として支援する「立志社中」をスタートさせました。
立志社中には3つの目標があります。
1.地域の課題に高い関心を持った学生が、地域の方々と協働して取り組む
2.学生が地域の方々と一緒に活動することを通じて、学内だけでは学べないことを学ぶ
3.大学と地域が協働して、よりよい地域づくり・人づくりにつながるしくみをつくる
毎年度多くの学生が積極的に「立志社中」に参画し、高知県内を中心に活発に活動しています。
リ・デザイン プロジェクト
高知県立大学10年戦略のひとつ、「地域共生社会を支援する実践的な教育・研究」を進めるための取組みの一つであり、地域や仕事、祭りなど地域社会のあらゆる面が発展し、再構築されることを目指す「リ・デザイン プロジェクト」。
教員、学生、地域が連携してさまざまな課題に取り組んでいます。
大学の知を活かすボランティア活動
本学では、学生たちのボランティア活動を支援する取り組みを行っています。
CSL(コミュニティサービスラーニング)
「良質なボランティア情報を提供する」という考え方のもと、学生たちのボランティア活動を支援する窓口コミュニティサービスラーニングサポートデスク(通称CSLサポートデスク)を開設しています。
地域の抱える課題を認識し、課題解決への関心を高めた学生が、専門的な知識や技術など大学での学びの成果を生かして、域学共生の理念に基づき、ボランティア活動を行うことを支援します。
集落活動センター活性化支援事業
高知県集落活動センター連絡協議会と協働し、ボランティア活動を応援しています。
集落活動センターでの様々な地域活動を通して、学生が地域の現状を知り、のちの地域活動のきっかけづくりとなることを目的として支援しています。
「域学共生」に関する広報物
域学共生パンフレット

高校生向けチラシ「高知で学ぶ理由がここにあるー。」



