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テーマ | 認知症があるがん患者へのケア |
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講演者・内容 | 高知医療センター 精神看護専門看護師 福田 亜紀 氏 |
日時 | 2015年12月18日(金曜日)18時30分~20時30分 |
場所 | 高知県立大学 池キャンパス A棟216 |
参加者 | アストラルの会メンバー6名、教員2名(本学大学院生2名) |
12月18日(金曜日)に、高知医療センターで精神看護専門看護師としてご活躍されている福田亜紀CNSを講師にお迎えし、認知症とせん妄について、診断基準や病態、症状、治療などの基本的知識、アセスメント、ケアの基本から実際まで、経験を踏まえて具体的にご講義いただきました。修了生は、認知症やせん妄がある患者へのケアについて学びを深めるとともに、自身の看護実践を振り返る機会を得ることができました。
<講師:福田 亜紀 先生>
<講義の様子>
また、疼痛コントロールや意思決定支援、内服管理や安全な治療環境づくりなど、認知症があるがん患者へのケアに関する修了生の学習ニーズを踏まえ、具体的な関わりの実際やケアの工夫、コツなど実践に即したアドバイスを頂くことができました。
修了生からは、認知症の中核症状と周辺症状を丁寧にアセスメントすること、認知症ケアで大切なことやコミュニケーション、リアリティオリエンテーションの重要性など基本的なケアについて再認識できたことなどが感想としてあげられました。また、認知症やせん妄がある患者への看護に陰性感情を抱く看護師に対して、状況ごとに看護師がどのように関わったらよいか具体的に伝え業務分担をしていくことなど、修了生の質疑応答を通して、学びや課題を共有する時間を持つことができました。
今回の学習会は、高度実践看護師の介入ニーズが高いテーマでもあり、各施設の状況や課題を踏まえ、明日からの看護実践につながる示唆が得られる会となりました。