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2023年5月2日(火曜日)高知新聞掲載 総務省家計調査の結果について本学教員が意見を述べました

健康のためにもっと野菜を食べよう

 令和5年5月2日(火曜日)高知新聞朝刊に、健康栄養学部の渡邊浩幸教授と彼末富貴助手のコメントが紹介されました。

 調査は、都道府県庁所在地と政令指定都市の計52地点で行われ、高知県の生鮮魚介や生鮮野菜に対する支出額が全国平均を下回る調査結果に対し、「直販所などで新鮮な魚や野菜がたくさん売られているのに。調査結果には驚かされた」と話しました。

 また、「調理が必要なものはあまり購入していない」と指摘し、健康のためにもっと野菜を食べようと呼び掛けました。

高知新聞記事
※クリックすると大きく表示されます。

渡邊教授と彼末助手の見解

 カツオは、もともと高知県民の好きな魚で、刺身で食べます。高知県は海に面してはいますが、反対側は、山ですので、決して海産物だけに頼った食生活ではないロケーションです。お店では、新鮮な魚や野菜がたくさん売られており、野菜や魚をしっかり摂っているものと思っていたので、生鮮野菜の支出額が46位という結果には驚きました。

 このような消費傾向は、高知県では共働き家庭が多いことが関係しているのではと考えます。高知県は共働き家庭が多く、細かな調理ができる環境にないと思います。カツオや一部の鮮魚は、刺身で食するので、調理は行いません。もともと、調理を必要とする魚の購入は、それほど高くなかったはずです。つゆやたれが上位であることも、やはり調理が楽になるからではないかと考えます。

 問題点は、野菜の摂取を高めることです。高知県では、「野菜をもっと食べましょう」という運動をしています。カップ麺やインスタント麺に頼らない食生活へと変える必要があり、「野菜を食べよう」という状況を作るためには、「病気にならないように」という啓発活動の強化が必要だと考えます。

 

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