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11月16日(木曜日)、UOK手話サークルの活動で県大版シミュレーションゲームを行いました。
参加者は10名で、シミュレーションゲームについては9割が初めての実施でした。
まず、聴覚障がい者を避難者に加え、どのような対応をするのかについて検討を行いました。
そして、区割りや要配慮者の配置、掲示板の位置について話し合い、避難者カード及びイベントカードを使いながら、シミュレーションを進めていきました。
参加者からは、「何回やっても考え切れていないことがあって難しいなと思った」、「今回は、一組か二組ずつ対応していたが、本番になると一度に何組もの人たちの対応をしなければいけないので一人一人にあった配慮が難しいなと思った」、「専門知識を活かしきれず悔しいです」などの感想がありました。一方で、「避難所運営において配慮すべきことがたくさん見えてきて、楽しく学べた」というポジティブな意見、「今後サークル内だけでなく大学全体で学生を対象に学ぶ機会を作ることも必要」など、学生・教職員が一体となって取り組んでいきたいという声もありました。
今回のシミュレーションゲームは、各学部の学生を合わせて実施することで、各専門的な視点から捉えることができ、多くの意見が出ました。また、聴覚障がい者だけでなく、他の障がい者や要配慮者に対する対応も考えることで、より広い視点で多様な避難者が居ることを改めて実感できる機会につながりました。
【UOK手話サークルとは?】
医療現場や災害時に手話を使って会話ができる医療専門職を増やすことを目的に、2020年に結成。
聴覚障がい者に正しく情報を伝え不安や悩みを少しでも緩和できるようになることを目指しています。