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本学では、災害が発生した際に、職員が円滑かつ適切に、臨機応変に対応できる能力を習得するため実践的な研修を実施しています。
7月16日(火曜日)、本学の事務職員を対象に、第4回事務職員災害対応能力強化研修を池キャンパスにて開催しました。
第4回の研修には本学の卒業生である徳永旭氏(日本赤十字社 高知赤十字病院)を講師にお招きしました。徳永氏は、本学看護学部に在籍中から高知県の手話通訳者として登録されており、在学中には医療現場で手話を使って会話ができる医療専門職を増やすことを目的にUOK手話サークルを立上げ、現在も講師を務めていらっしゃいます。
今回は職員一人一人が要配慮者の視点を理解し、災害時にも配慮が必要な方への支援ができるように、徳永氏に「要配慮者支援基礎知識研修~聴覚障がい者と災害~」というテーマでご講演いただきました。
研修では、聴覚障がい者の視点を理解することで、聴覚障がい者への配慮や聴覚障がい者が災害時に困ること、コミュニケーション方法などを考え、職員の中でも気づきになった点が多くありました。
また、職員が気になった手話を徳永氏から教えていただき実践することで、手話への理解が深まりました。
今回の研修では事務職員を対象に災害時にイメージができるような研修を実施しましたが、本学ではUOK手話サークルなど手話に取り組む学生サークルや、社会福祉学部 辻真美講師が高知県の手話言語条例制定に向けた検討委員会の委員長に選出されるなど、手話を言語として普及させる活動にも取り組んでいます。
【UOK手話サークルとは?】
医療現場や災害時に手話を使って会話ができる医療専門職を増やすことを目的に、2020年に結成。
聴覚障がい者に正しく情報を伝え不安や悩みを少しでも緩和できるようになることを目指しています。
UOK手話サークルのページはこちら→https://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/4/club-uoksyuwa.html