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体験型セミナーin北川村「認知症になっても 支えあいができる村づくりをめざして」 開催報告

ページID:0012886 更新日:2018年10月31日更新 印刷ページ表示

体験型セミナーin北川村「認知症になっても、支えあいができる村づくりをめざして」 開催報告

 平成30年10月12日(金曜日)に健康長寿体験型セミナーin北川村「認知症になっても 支えあいができる村づくりをめざして」をテーマに北川村総合保健福祉センターにおいて開催いたしました。当日は晴天に恵まれ、共催の中芸広域連合地域包括支援センターの方々、北川村社会福祉協議会、北川村役場の皆様方のお力添えにより、61名の参加がありました。

 看護学部渡邊美保講師の講演では、高知県の現状をクイズ形式で説明したのち、認知症というのは誰でもに起こりうる病気であること、認知症と加齢変化による物忘れの違い、認知症の症状とその対応について講義がありました。その後、6つのグループに分かれて、住民参画型グループワークを行いました。グループワークでは、「認知症の方と家族にとって住みやすい地域にするために個人や地域で取り組めること」を主に話し合いました。得られた意見は、ふせんとどこでもシートを用いて可視化しました。久しぶりに会う住民の方もいて、近況を話し合うとともに、認知症になっても支え合う村づくりを目指して、意見を出し合いました。

 講演後半では、参加者の方より、グループワークで話し合った内容について発表していただきました。長年、地域で根付いている住民同士の支え合いや声掛けにより、認知症になっても認認介護や日々の暮らしが成り立っていることなどが明らかになりました。また、参加者の6割は高齢者の方が占めており、若い頃、仕事で培った地域のネットワークや行動力を活かして、自分でできることを模索し、提案する様子がみられました。さらに、グループワークが進むにつれ、一人暮らしであっても日々見守ってくれる人が傍にいることを再発見するとともに、互いを気に掛け思いやることの重要性を共有しました。

 参加者からは、「講演だけでなく、グループワークをしながらの研修はよかった」「地域で集う場があり、地域でお互いの情報を共有し、必要に応じて民生委員や社協に困り事などをつないでいくことが大切だと思った。そうする事が地域で可能な限り暮らせることではないかとも感じた。」などの声が聞かれました。

 さらに、体験コーナーでは、血管年齢測定、唾液ストレス測定、骨健康度測定を実施しました。思いもよらない結果に驚きや笑いが絶えず、各体験コーナーを楽しんでいました。

 今後も健康長寿センターでは、地域のニーズをもとに県民の皆様の健康づくりに寄与するための企画を検討していきたいと考えています。

写真1

渡邊講師による講演

写真2

認知症の方にとって住みやすい地域とは

写真3

各テーブルでのグループワークの様子

写真4

各テーブルでのグループワークの様子

写真5

健康コーナー:唾液ストレス測定

写真6

健康コーナー:血管年齢測定