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本学は高知市との包括協定を結び、池キャンパス・永国寺キャンパスともに大規模災害時の指定避難所に位置づけられています。災害はいつ発生するか分からず、職員誰もが避難所運営に携わる可能性があるため、災害に備え、全職員が実際に避難所を運営できるようになるための実践的な研修を実施しています。
第3回避難所運営研修を8月22日(月曜日)に永国寺キャンパスで、9月2日(金曜日)に池キャンパスで開催しました。参加者は職員49名と大学院生5名、合計54名でした。
今回はHUG(避難所運営ゲーム)の上級編として、避難所再配置の実践等についてグループワークを行いました。避難所再配置とは、近隣住民等の避難が落ち着いてくると考えられる地震発災後2~3日頃に、避難所の全体状況を把握したうえで、避難者がより過ごしやすいように避難所の区画割り等を再度検討するものです。
グループワークでは、ケガ・持病の有無や避難者総数等をまとめた避難者名簿を確認し、居住地区や要配慮者などを考慮しながら避難所の割り振り方法を検討し、体育館や教室に避難者を再配置していきました。そして、避難所を開設した際に実際に使用する市への連絡票を用い、避難者数についての報告内容や要求する必要物資などを検討しました。
また、管理班、食糧班などの避難所運営組織の各班がどのような業務を担当するのか確認し、災害対策本部からの連絡事項や避難者からの要望等に対して、実際にどの班が対応するのかシミュレーションを行いました。
参加した職員は、前回のHUGゲームの経験を生かし、真摯に向き合いながら取り組んでいました。