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本学は高知市との包括協定を結び、池キャンパス・永国寺キャンパスともに大規模災害時の指定避難所に位置づけられています。災害はいつ発生するか分からず、職員誰もが避難所運営に携わる可能性があるため、災害に備え、全職員が実際に避難所を運営できるようになるための実践的な研修を実施しています。
第4回避難所運営研修を9月27日(火曜日)に池キャンパスで開催しました。オンラインでも配信し、参加者は52名でした。
今回は看護学部の竹﨑久美子教授を講師に迎え、「県大の立地、キャンパスの状況-タイムラインに沿って考える」をテーマに、講義形式の研修を行いました。まず、池キャンパスの立地や周辺状況、備蓄の分置状況などの説明があり、キャンパス周辺がどのくらい浸水し、避難者がどこからどの程度くるのかという想定や、本学の物資保管状況について学びました。災害に対する対応は、発災が平日なのか休日なのか、また時間帯(学生・教職員在学時間帯/警備員のみ在学時間帯)によって、全く変わってきます。発災後、本学ではどのようなことが起こるのか、どんな課題があるかについて、様々な発災時刻を想定した予想タイムラインに沿って説明されました。
最後に、研修アドバイザーである、さんすい防災研究所 代表 山﨑水紀夫 氏より挨拶をいただきました。
参加した職員からは、「発災後に起こることが具体的にイメージできた」「災害発生の時間帯や状況を具体的に考えることで人の動きや状況の変化を想定することができ、心構えができた」などの感想がありました。