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地域医療フォーラム2014「がんばらない、あきらめない在宅医療」 報告

ページID:0000776 更新日:2015年2月4日更新 印刷ページ表示

健康長寿センターからのお知らせ

地域医療フォーラム2014を開催しました

  平成26年度健康長寿センター事業として、平成27年1月25日(日曜日)13時30分~16時30分、高新RKCホールにて、地域医療フォーラム2014~がんばらない あきらめない  在宅医療~を開催いたしました。参加者は県民の方々、保健医療福祉関係者ら312人にのぼり、在宅医療の理解を深める機会となりました。 
 特別講演では、医師・作家である鎌田實先生から、高齢であっても病気や障害があっても、ご本人も家族も安心して“家”で自分らしく暮らしていくために「がんばらない あきらめない 在宅医療」についてご講演をいただきました。 
 鎌田先生からは、人生の終末をどう過ごすかについて自分で決めておくことが大切であること、相手の気持ちになると介護を受ける人にとって何が必要かわかること、心の持ち方をちょっと変えるだけで自分の行動が大きく変わること、周囲の人との絆が大切であることなどを教えていただきました。これらの学びは在宅医療介護を進めていくうえできっと役立つものと思います。 
 また、二部のシンポジウムでは、「家での介護もえいねぇ」をテーマに、実際に在宅でのご主人様の介護を経験されたご家族の体験をご講演いただきました。在宅療養のきっかけとなった医師や訪問看護師の言葉、ご家族の思い、土佐清水という地域のなかで自然、地域の人々とご家族が一緒になり過ごされた様子などご家族のありのままの言葉は聴衆の心を打つものでした。コメンテーターの鎌田實先生からも、「在宅療養は家族、地域など絆の結びなおしができる。高知県のよさを活かしたすばらしい在宅介護を・・」と言葉をいただきました。 
 続いて、ご本人と家族の在宅療養を支えた訪問看護師、ケアマネジャー、理学療法士からは、退院から在宅、再入院の経過を支えたそれぞれの専門職の援助や役割についてご報告をいただき、特に病状管理、自立や尊重、生活の質(QOL)を中心に考えたサービス、家族支援など貴重な共有ができました。ディスカッションでは、参加された方からは「退院の際に、家族に迷惑をかけるのではないかと迷う、その思いはどうしたらよいのか」と具体的な質問もあり、短い時間ではありましたが高知県の在宅医療を推進していくうえで有意義なフォーラムとなりました。 
 ご参加いただきました多くの皆様、関係各位に心より感謝申し上げます 。

地域医療フォーラム講演の様子

地域医療フォーラム2014 地域医療フォーラム2014